「合掌」の「掌」の字は、たなごころを意味しているので、 ”手の平”などと書くのは誤りである。 手の心→てのこころ→たなごころ |
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「掌」には、つかささどる、になう、などの意味や、一手に引き受けることを表す。 「合」には、”合わせる”という意味のほか、やわらぐ、つれそう、などの意味もある。 なごやかにひとつになることが「合」である。 |
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合掌の効果 | ||
@人の心がひとつに統一される。 A精神が唯一の目標に集中する。 B我欲が消える。 C素直にみ仏に従う心境に達する。 |
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インドではナマステといい日常のあいさつとしていた。 ナマステとはヒンズー語で”あなたに敬礼いたします”という意味である。 仏教の合掌は、み仏さまに対する礼法に止まらず、出家対在家、仏教僧同志、檀信徒同志の礼法でもある。 |