「和型」…三層構造の墓石。(江戸時代に生まれた形式。) | ||
「洋型」…部分的にオリジナル・デザインの墓石。 | ||
「五輪塔」…石塔の形。 | ||
墓石そのものとして建立される場合や、すでに在るお墓の隣に建てる場合、またはお墓のない遠い御先祖様の為に、供養塔として建てる場合がある。 | ||
〜五輪塔の形と意味〜 | ||
仏教五大要素 | 方角 | |
地輪 | 中心 | |
水輪 | 西方 | |
火輪 | 南方 | |
風輪 | 北方 | |
空輪 | 東方 | |
・法界体性智…時間・空間・次元等のあらゆる概念性を飲み込む現象界究極の智恵。 | ||
・妙観察智 …すばらしい事実を洞察・観察する智恵。 | ||
・平等性智 …宇宙全体に遍く行き渡っているものが生命を証するものである智恵。 | ||
・成所作智 …仏が自他のなすべきことを成就せしめる智恵。 | ||
・大円鏡智 …大きな丸い鏡が万物の形を映すように、すべてを正確に照らす智恵。 | ||
@墳墓 「墳墓」...個々のお墓。 | ||
「墳墓」とは「死体を埋葬し、又は焼骨を埋蔵する施設」とあり、ここで言う 「埋葬」とは「死体を土中に葬ること」つまり土葬のことを言う。土葬墓、火葬墓を総称して「墳墓」と規定されている。 | ||
A墓地 「墓地」…墳墓を設ける区域。 | ||
「墳墓を設けるために、墓地として都道府県知事の許可を受けた区域」 と規定されている。また同法の第4条に「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない」との規定もある。 | ||
「墓地経営」…自治体による公営、財団法人、宗教法人。 | ||
「墓地の許可条件」…「焼骨の埋蔵に限る」とつければ、土葬は不可能。 | ||
B納骨堂 | ||
「他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、都道府県知事の許可をうけた施設」。 (墓埋法第2条第6項) | ||
宗教施設でも、納骨堂の許可を得ていない施設では他人の遺骨を長期的に預かることができない。※1ヶ月程度であればOKだが、長期的であれば無許可納骨堂経営になる。但し、「他人の委託をうけて」とあるので自分の家族の遺骨を自宅に保管することは違法ではない。 | ||
@埋葬、納骨には許可証が必要 | ||
お墓に遺体を埋葬、遺骨を埋蔵、納骨堂に遺骨を収蔵・・・死亡届を出した自治体で交付される火葬・埋葬許可証が必要。遺骨の場合、許可証に火葬済との証印を受けたものが必要。この許可証を墓地または納骨堂の管理者に提出。 | ||
A改葬にも許可証が必要 | ||
「改葬」…いったん納めたお墓または納骨堂から、遺体や遺骨を他のお墓または納骨堂に移動させること。遺骨が納められている地の市町村から「改葬許可証」を受け、移動先の墓地または納骨堂の管理者に提出。※分骨する場合や分骨した遺骨を他に移動させることは改葬にはあたらない。 | ||
B分骨の手続き〜 | ||
分骨した遺骨を手元に置く場合は証明書は不要。埋骨する場合は分骨証明書が必要。 | ||
@村落共有墓地 | ||
古くから村落が共有して保持していた墓地を追認したもの。 ※新しく認められることはない。 | ||
A寺院境内墓地 | ||
最初に寺院の檀信徒になるという契約があり、檀信徒として寺の維持その他の義務を負う。 | ||
B公営墓地 | ||
自治体の条例その他で使用条件が定められ、使用権を取得するもの。 | ||
C民営墓地 | ||
管理者と使用者が対等な契約に基づいて使用権を取得するもの。 | ||
お墓を取得する…墓地を使用する権利を取得する。 |
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権利関係 | 墓地の土地…墓地の運営主体の所有物件 | |
使用権…利用者 | ||
墓石…利用者の所有物件 | ||
お墓の建立 | 使用権入手費用(永代使用料)、墓石建設費が必要。※継続的に管理料が必要。 | |
管理料 | 管理料の支払いが一定期間途絶えると使用権が消滅し、墓石は撤去され無縁墳墓に合祀される。 | |
改葬する場合 | 利用者自らで墓石を処分し、更地にして墓地使用権を返還し、新たな移動先の墓地使用権を取得する。取得する際に納めた使用権入手費用は返還されない。※むしろ墓石撤去費用などを請求される。 | |
墓の承継 | お墓の使用権者が死亡したとき。 | |
祭祀財産 | 承継者は、本人指定か、「慣習により」定め、最終的には家庭裁判所が決。 | |
申請者方式 | 配偶者や直系の子供の範囲であれば申請者に承継を認め、後から問題になったら裁判所に判断を委ねる方式。 | |
永代供養墓 | 契約した一定期間は承継者がいなくても墓が存続し、その期間が過ぎて承継者がいなければ予め定められた合祀墓(集合墓)に合祀する方式。※最初から合祀する形態の永代供養墓もある。 | |
「カロート」…遺骨を納める部分。 | ||
「お墓への遺骨の埋蔵」…カロートに骨壷単位で納める方式と骨壷から遺骨を空ける方式。 | ||
「散骨」…遺骨を粉末状にして、海や山などに撒く方式。 | ||
「自然葬」…散骨を始めた「葬送の自由をすすめる会」が名づける。 | ||
※墓埋法では、散骨の規定がない。日本で初めて誕生したのは一関市にある祥雲寺という臨済宗のお寺。(樹木葬墓地) 刑法第190条の「遺骨遺棄」にあたるかどうかは「葬送の目的をもって節度をもって行う」という条件であれば違法ではないという解釈が有力。 | ||
宗派 | 文字例 | |
天台宗 | 南無阿彌(弥)陀佛、○○家之墓、○○家先祖代々 | |
禅宗 | 南無釋(釈)迦牟尼佛、○○家之墓、○○家先祖代々 | |
真言宗 | 南無大師遍照金剛、○○家之墓、○○家累代之墓、○○家先祖之墓、 | |
○○家先祖代々之墓、○○家先祖代々、○○家供養塔 | ||
浄土宗 | 南無阿彌(弥)陀佛、○○家之墓、○○家先祖代々 | |
浄土真宗 | 南無阿彌(弥)陀佛、○○家之墓、○○家先祖代々 | |
真宗 | 南無阿彌(弥)陀佛 | |
日蓮宗 | 妙法○○家之墓、南無妙法蓮華経 | |
日蓮正宗 | 妙法蓮華経○○家、南無妙法蓮華経 | |
神道 | ○○家奥津城、○○家奥都城 | |
大本教 | ○○家代々祖等之奥城 | |
五輪塔 | ○○家先祖(代々)菩提、○○家先祖(各霊)菩提、 | |
為○○家先祖(代々)菩提、○○家供養塔 |