ジュズとネンジュ


葬式に携わっていると、地域によってさまざまな「禁止事項」や根拠がよくわからない「決まりごと」にぶち当たります。

○○はしてはいけない。

○○はこうしなくてはならない。

そんなときは、葬儀屋もプロですから、あからさまにお客様の気分を害するような否定や押し付けを避けております。

、以前、担当させていただいた施主様がこうおっしゃっていました。

「四十九日までの間は、初七日、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)と七日ごとに節目を大切にしっかり拝みますが、四七日(よつなのか)は拝んではいけないと周りの人に言われたので、その日は拝みません。」

理由をお聞きしたら、その方も定かではないようでしたが、おそらく4=「死」が関係しているかと思います。

ほかにも、御法事のお膳が49人(4=死、9=苦)では駄目とか、葬列で振返ってはいけないとか、様々ございます。


こういったローカルルールは、どなたかの「思いつき」や「こじ付け」に近い言い始めが一人歩きし、根拠の正誤に触れられることなく蔓延してきました。さらに、この「思いつき」が「仏事の知識」へと進化し、それを広める優越感に浸りたい方々によって広められ続けています



そもそもお釈迦様は、こういった小言を残されたのでしょうか?


inserted by FC2 system