ジュズとネンジュ

会葬礼状は、火葬や葬儀に来て下さったかたへのお礼状で、
喪主のあいさつ回りに代わるものです。

一般的に文面は下記のとおりです。
@会葬と香典、供物などへのお礼
A葬儀中の不行き届きのおわび
B略儀ながら書中をもってのごあいさつの旨


会葬礼状の文中では、句読点の「、」や「。」は用いません。
なぜ会葬礼状に句読点を用いないのかについては、おおむね以下の3つの説があります。

1. もともと書状は毛筆で書かれていました。
毛筆の書状には近世まで「、」や「。」を用いていませんでした。
だから会葬礼状でもお礼状の文面中に「、」「。」は用いないのが正式、
という説。


2. 葬儀や法事がとどこおりなく流れますようにという意味や、
つつがなく終わりましたというをこめて、文章が途切れるような
「、」「。」は用いません。
冠婚葬祭に関する案内状や挨拶状全般も、
式や行事が滞りなく流れるように、「、」「。」は用いません、
という説。


3. 「、」や「。」は読む人が読みやすいようにつけられたものであり、
読み手の補助をするものと考えられます。
あらかじめ句読点をつけた書状を送るのは読む力を充分に具えた
相手に対して失礼であるという、読み手に対する敬意から
「、」「。」はつけない、
という説。


この3つの説
信じるか信じないかはあなた次第


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